Office LTSC Professional Plus 2024 のインストールと認証手順

Office LTSC 2024 について

Office Long Term Service Channel (LTSC) 2024 は、切断された環境や制限されたネットワーク環境でも動作可能な Microsoft のオンプレミス版 Office です。将来の機能更新(クラウド機能や頻繁な更新)は含まれませんが、安定性が高いのが特徴です。

Office LTSC 2024 は、Microsoft 365 Appsと呼ばれる Microsoft 365 プランを通じて提供される Office バージョンとは異なります。 切断された環境向けに設計されているため、Office LTSCにはクラウドに基づく機能は含まれません。 また、起動後に機能更新プログラムも受信されません。

インストール前の準備

Office LTSC 2024 をインストールする前に、以下の準備を行ってください。

  • OS:Windows 11 または Windows 10
  • CPU:1.1 GHz 相当、2コア以上
  • メモリ:4 GB 以上
  • 空きディスク容量:最低 4 GB
  • 画面解像度:1280 x 768 以上(4K等高解像度なら 64bit 推奨)
  • 旧バージョンの Office(2016/2019/2021/365/OneNote)との共存はできません。

  • インストール時のエラーを防ぐため、必ず既存の Office をアンインストールしてください。

  • アンインストール手順(Windows 10/11)
    1.スタートメニューを開きます。
    2.[設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] をクリックします。
    3.一覧から「Office」または「Office 2016/2019/2021/Microsoft 365」を探します。
    4.対象の Office をクリックし、[アンインストール] を選択します。
    5.画面の指示に従って削除を完了します。
    6.OneNote も同様にアンインストールしてください。
    7.PC を再起動し、完全に削除されたことを確認します。

     

インストールの流れ

Office LTSC 2024 は、一般的な Microsoft 365 とは異なり、Microsoft 公式サイトから直接ダウンロードすることはできません。そのため、Office LTSC 2024 をインストールするには Office 展開ツール (ODT: Office Deployment Tool) を使用する必要があります。

今回ご提供する「Office インストールパッケージ」には、Microsoft 公式の展開ツールと構成ファイルをあらかじめ設定済みです。ダウンロードして解凍するだけでインストール可能で、複雑な設定作業は不要。初心者の方でも安心して簡単に Office LTSC 2024 を導入できます。

1. Office インストールパッケージのダウンロード

❶ 下記のボタンをクリックすると、Microsoft の OneDrive 共有ページ が表示されます。
表示されたページ内の 「ダウンロード」ボタン をクリックして、Office インストールパッケージをダウンロードしてください。

❷ 「OFFICE_LTSC_2024」ZIP ファイルを保存後、デスクトップなど任意の場所に解凍します。

❸ 解凍されたフォルダ内には以下のファイル/構成が含まれます:

  • OfficeLTSC.exe(公式 Office 展開ツール)
  • 3つの XML 設定ファイル(2024_Arm, 2024_x64, 2024_x86)
  • 3つのショートカットリンクファイル(Setup_2024_x64, Setup_2024_x64_Arm, Setup_2024_x86)、どのバージョンをインストールするかをすぐ選べるもの。

Mac Parallels Desktop 上の Windows 11 Arm にインストールする場合は、ZIP ファイルを解凍後、必ず中身のファイルを C ドライブ直下 に保存してから実行してください。インストール完了後は削除しても問題ありません。

2. Office LTSC 2024 のインストール方法

❶ インストーラーを実行する

今回インストールするのは 64bit 版です。解凍したフォルダ内の「Setup_2024_x64」をダブルクリックして実行してください(32bit 版は「Setup_2024_x86」、Mac Parallels 上の Windows 11 Arm は「Setup_2024_x64_Arm」)。

下記の画面「開いているファイル – セキュリティの警告」が表示されたら、[開く]をクリックして続行してください。

❷ 管理者権限の確認(UAC)

下記の画面「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」が表示されたら、[はい]をクリックします。その後、必要ファイルのダウンロードとインストールが自動で進みます。

❸ インストール中

下記の Office インストール画面が表示されたら、完了するまでそのままお待ちください。
インストール中はパソコンの電源を切ったり、スリープ状態にしないでください。
所要時間はご利用のネットワーク環境により異なります。

※インターネット接続が不安定な場合、途中でエラーになることがあります。その場合は、ネットワークを確認して再試行してください。

❹ インストール完了

「準備ができました。」と表示されたら、[閉じる]をクリックして完了です。
その後、Word や Excel などを起動して動作を確認し、次章「ライセンス認証」に進んでください。

ライセンス認証の方法

■ ライセンス認証について(重要)
Office を利用するためにはライセンス認証が必要です。
認証にはインターネット接続が必要となります。
以下の手順に従って、認証を行ってください。
オンライン認証ができない場合は、「電話認証のご案内」をご参照ください。

1. 通常のオンライン認証方法(推奨)

1-1. タスクバー左はしの[スタート]をクリックして、表示されたメニューから「Excel」などの Office アプリを選んで開いてください。

1-2. Excel を開いたら、画面左下にあるメニューから[アカウント]をクリックしてください。

1-3. Office の[製品情報]画面で、[プロダクトキーの変更]をクリックしてください。

1-4. [プロダクトキーを入力します]と表示されたら、入力欄にご購入いただいたプロダクトキーを入力してください。その後、[Office をライセンス認証]ボタンをクリックしてください。

1-5. Excel を閉じてから、もう一度起動してください。
認証方法の選択画面が表示されたら、[ライセンス認証をインターネット経由で行う(推奨)]を選んで、[次へ]をクリックしてください。

1-6. 「おめでとうございます。…認証が完了しました。」と表示されたら、[閉じる]ボタンをクリックして作業を終了してください。ここではじめて認証が完了し、すべてのOffice製品が正しくライセンス認証されます。

2. オンライン認証できない場合(電話認証のご案内)

2-1.エラーメッセージの表示
「ライセンス認証の回数が上限に達しているため、認証できません」と表示された場合は、電話認証を行う必要があります。そのときは、[OK]をクリックしてから[戻る]をクリックしてください。

2-2.電話認証の選択
ライセンス認証の方法を選択する画面に戻り、[ライセンス認証を電話で行う]を選んで、[次へ]をクリックしてください。

2-3.インストールIDの送付と確認IDの入力
PC画面にインストールID(7桁×9組の数字)が表示されます。お手数ですが、このインストールIDを正確に控えて当方までお知らせください。
(※画面のスクリーンショットや写真を撮影し、メールアドレス services@softkey365.com 宛に送付していただいても結構です。)

当方にて電話認証を行い、確認後に確認ID(6桁×A~Hの8組の数字)をご案内いたします。
(※ご連絡を差し上げるまでの間、OfficeやPCは閉じていただいて構いません。認証画面を開いたまま待機していただく必要はありません。)

当方から送付した確認IDを、画面のA~Hの入力ボックスに正しく入力し、[次へ]をクリックしてください。

2-4.認証の完了
「おめでとうございます。…認証が完了しました。」と表示されたら、[閉じる]ボタンをクリックして作業を終了してください。ここではじめて認証が完了し、すべてのOffice製品が正しくライセンス認証されます。

2-5.ライセンス認証の確認
Officeを再起動し、[製品情報]画面を開いてください。
「ライセンス認証された製品」と表示されていれば、正式にライセンス認証が完了しています。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。